航空豆知識#163 「燃料タンク その2」| アルファーアビエィション

航空豆知識#163 「燃料タンク その2」

今回は燃料タンクのベントに関するお話しです。

アルファーアビエィションの飛行機とヘリコプターの飛行教官、整備士がお届けする大好評の航空豆知識。 今回は、ヘリコプターの操縦教官がためになる情報をお届けします。

先に燃料タンクの燃料注入口は何故燃料タンクの最上部についていないのかをお話しましたが、その時割愛したタンクのベントについてお話します。

その前に前回のお話しを見ていない方はこちらからご覧になれます。
➡︎航空豆知識#161「燃料タンクの余積」

燃料タンクには通気口がついており、燃料タンク内の圧力と外気圧とを等しくしたり、ガス抜きしたり、燃料が流れることによりタンク内が負圧になることを防いでいます。
耐空性審査要領には、
5-3-12 燃料タンクのガス抜き
5-3-12-1 燃料タンクは正常な飛行状態において効果があるように余積の頂部から通気しなければならない。通気口はゴミ又は氷により閉塞する可能性を少なくしなければならない。
5-3-12-2 ガス抜き系統は、着陸中、地上での運用中又は生存可能な衝撃時に横転した際に、ガス抜きを通って着火源の方へ漏れ出る燃料が最小になるように設計しなければならない。

写真は、R22のマストフェアリングを開いた状態です。 赤丸の部分は燃料タンクから繋がっているチューブが、上からゴミ・雨等が入らないようにするため180度下側に曲げられている部分です。熱いエンジンから離れた位置についています。 通常では見ることのできない部分ですので参考になさってください。

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