最新型双発飛行機JA56DA(ダイヤモンド式DA42NG 型-Ⅵ)導入のご紹介| アルファーアビエィション

最新型双発飛行機JA56DA(ダイヤモンド式DA42NG 型-Ⅵ)導入のご紹介

アルファーアビエィション福島運航所の多発機は、ダイヤモンド社のDA42型(初期型)を2機、DA42NG型を1機使用して 事業用操縦士、計器飛行証明、多発限定の訓練を実施しており、多数の実地試験に合格しています。
2025年7月下旬より、DA42NG-Ⅵ(最新型)を導入し、合計4機体制で訓練に使用することになりました。
そこで、訓練生の感想も加えて、初期型と最新型の主な違いと感想をまとめましたので、ご紹介いたします。

【エンジン】
オーストロ社AE300 E4-C エンジンに変更され、初期型135馬力から168馬力に33馬力アップされています。
1エンジンでの課目時に、パワーに余裕があるので楽になりました。

【アビオニクス】
ガーミン社G1000NXiが装備されています。
GPSの精度が初期型より向上し、フォントが太く、大変見やすくなりました。

【エアコン】
飛行機では初のエアコン装備機になります。
エンジン始動後から離陸までの間は約10分程度離陸準備に要します。
昨今の猛暑で初期型では機内が暑くなりますが、この装備により最新型は大変涼しく、訓練生も教官も快適で大変重宝しています。

【インテリア】
メーカーのダイヤモンド社では、DIAMOND SELECT BLACK と呼んでいる訓練機としては大変贅沢な、合成皮革のシートとカーボンパネルの内装に訓練のテンションも上がります。

【最大着陸重量】
強化型離着陸装置を装備しており、初期型と比較して約300Kg増量でも着陸できます。
初期型では最大3名搭乗にて運用していましたが、新型機では最大4名搭乗も可能で、後部座席での訓練見学も可能となりました。
後部座席での訓練見学は、『人の振り見て我が振り直せ』ではありませんが、教官として推奨することもあります。

【感想】
初期型で訓練したことがある訓練生に、最新型の素晴らしい所のランキングを付けて頂きました。
 ➊位 エンジンのパワーがUP されて操縦しやすい。
 ❷位 エアコンが装備されており非常に快適で、集中力が持続する。
 ❸位 機内インテリアが高級で、訓練のモチベーションがアップする。
その他には、『エミュレーツ航空の訓練所と同じ素晴らしい機材で訓練できることに感謝しています。』との、嬉しい感想もありました。
教官としても昨今の酷暑で、訓練生の体調を気にしつつ操縦訓練を実施していますが、この最新の機材で訓練できる環境に感謝しつつ、この機材で訓練できる訓練生が、うらやましく思います。

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