風にも負けぬ!下妻運航所のヘリコプター訓練
本日は朝から何と瞬間風速30ktもの風が吹いていました。地上に立っていても時折強い風で飛ばされそうになります。
普段はゆらゆらと揺れているヘリポートの吹き流しも、今日は真横になびいています。
アルファーアビエィションが訓練で使用しているロビンソンR22は、「地上風が25kt(46.3km)(突風を含む)を越える時には飛行してはならない」と定められています。 これは、機体の耐空性を考慮したものです。ヘリコプターのみならず航空機は、風の影響を100%受けます。天候は良くてもこのように強い風が訓練の妨げになる事もあり、風がおさまるのを待つ事も少なくありません。
しかし!
アルファーアビエィションは自社のヘリポートで訓練しているため、このような場合でも柔軟な対応が出来ます。
まず、機体は突風を考慮してヘリポート内の自社格納庫にしまっておき、訓練生はこの時間を利用して同じくヘリポート内にある教室で試験対策の座学を受けています。 この間も常に風速を計測しており、地上風が20kt程度まで下がった所で訓練開始の合図!
フライトプランを入れて格納庫から速やかに機体を出し、すぐに訓練に取りかかれます。 更に下妻ヘリポートは日本でも数少ない2箇所の訓練空域に隣接しているため、離陸直後から訓練が可能です。
柔軟に対応できるスケジュール、時間に全くの無駄がない訓練、
これ以上の環境は他にはありません。
午後になり、風速も緩やかになってきた頃合を見計らって待機していた訓練が一斉に開始されます。
1機はヘリポートの周り(場周経路)へ、そしてまた1機はロングフライトで埼玉へ。 埼玉から戻る頃には、真横になびいていた吹き流しもゆらゆらと揺れていました。
[埼玉の行田上空から撮影。ギネスにも認定された田んぼアートです。]