DA40訓練のすすめ| アルファーアビエィション

DA40訓練のすすめ

福島運航所で飛行訓練に使用している機体「ダイヤモンドエアクラフト社製DA40」を紹介します。

胴体はグラスファイバーで補強された強化プラスティックとの複合材でできていて、見た目もキャビン後方がキュッと引き締まっていてエレガントな機体です。 この機体にライカミング社製の水平対向4気筒180馬力のエンジンを積んでいます。訓練機のエンジンとしてはちょうど良い出力です。

主翼がキャビンの下側に位置する低翼機で、小型機の代名詞ともいえるセスナ社製C172などの高翼機(主翼がキャビンの上に位置する)と対照的です。
ライセンス取得を目指す方のほとんどは、将来大手航空会社への就職を希望されているため、旅客機の大多数と同じ低翼機で訓練するのは意味あることです。

操縦特性は極めて良好で、安定性が抜群に高い機体です。操縦訓練の過程で飛行特性を把握するために低速飛行や失速訓練も行いますが、失速しないぎりぎりの低速での操縦性もよく、また、失速訓練の時の特性も安定しているため安心してリカバリー操作に集中できます。

離着陸訓練でも安心して操作できます。キャノピーからの視界は抜群で地上目標や飛行場が良く見えます。降着装置は固定脚でサスペンションは強化ゴムと板バネ式ですので頑丈です。 飛行機のライセンスを取得するために最初に乗る機体ですので、コクピット内のスイッチ類も非常に少なく、とてもわかりやすく配列されています。 ガーミン社製のG1000を使用するグラスコクピットとなっていて、主要計器を画面上に写し出しています。

現代の航空機はグラスコクピットが主流になってきましたので、その意味でも最初からグラスコクピットに慣れていくことは重要です。

[DA42] 単発機から多発機へライセンスを拡張するときにも利点があります。 双発機のDA42はティラート社製の135馬力ディーゼルエンジンを2基装備しジェットA-1燃料を使用できる最新の機体です。単発のDA40とはエンジンに違いはありますが、コクピット内の計器やスイッチ類はほとんど同一なのです。このため機種移行時にありがちなその機種固有の操作に習熟するための時間を大幅に短縮することができます。ここまでコクピットが似ている小型機はダイヤモンド・シリーズの他には見当たりません。この思想はボーイング社やエアバス社の最新鋭旅客機でも同様で機種移行を円滑にするためコクピットをできるだけ同じデザインにするのが近年の主流です。

さあ貴方も最新鋭のDA40でライセンス取得にチャレンジしてみませんか?

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