アルファーアビエィションの航空豆知識「ポジション・エラー」| アルファーアビエィション

アルファーアビエィションの航空豆知識「ポジション・エラー」

アルファーアビエィションの飛行教官、整備士がお届けする毎回大好評の航空豆知識。
今回は「PE:ポジション・エラー」について飛行機の操縦教官がお教えします。
当校の訓練生はベテラン教官から座学で分かりやすく教わり知識を増やしています。

「ポジション・エラー」
アルファーアビエィション福島運航所では理論に基づいた飛行訓練・教育を実施しています。
今回はPE(ポジション・エラー)についてご紹介します。

飛行規程の性能表には必ず大気速度の較正チャートが表示されています。
これは、飛行中に計器に指示される速度と本当の速度との間に違いが無いかを計測したもので、飛行機の試験では最も最初に実施されるものです。
一般に速度が低下すると誤差も多くなるようです。
特にヘリコプターではダウンウォッシュ(ローターから吹き下ろす空気の流れ)が大きく影響します。
これまでは、位置が明確に分かる2地点間を定められた速度で飛行することにより時間を計測し、実際の速度を算出していましたが、現在はGPSを使用して位置を把握して計測しています。
外力による影響も受けることから、大気静穏そして何よりもパイロットの諸元保持能力(速度、高度、針路一定)が求められます。
時間経過とともに重量等も変化するので、計測データは標準大気に変換して表示します。
計測飛行中は、諸元が乱れたりデータが突出した場合には再計測が必要で、パイロットには計測コーディネーター等からの暗黙のプレッシャーがかかるのは、言うまでもありません。

アルファーアビエィションで飛行機やヘリコプターの訓練を受けている学生は、飛行中は外部の視認、計器の確認、現在位置の確認等で最初は忙しく感じますが、慣れてくるに従い余裕が出てきて、より飛行の楽しさも分かってきます。

関連記事