仕事をしながら訓練して就職した方のケース| アルファーアビエィション

仕事をしながら訓練して就職した方のケース

アルファーアビエィションでは自家用、事業用、単発・多発タービン、計器、教証まで、フルライセンスを取得できますが、今回は仕事を持ち働きながら訓練を受け最終的にプロパイロットとして就職した方に、夢を実現するまでの道のりをインタビューさせていただきました。
どのように訓練をして目標を達成したか、操縦訓練をお考えの方にはとても参考になると思います。ぜひご覧ください。

①きっかけ
子供の頃から飛行機やヘリコプターが好きで、機体の種類は大体分かっていました。
航空業界の情報も収集していて、航空ショーや航空イベントに参加するのが大好きでした。
ヘリコプターパイロットになるのは無理だと思い、一度はごく普通に就職しました。
しかし子供の頃からの夢が捨てきれず、自分の人生はこれで良いのかと思い始め、転職するなら年令的に今が限界かと感じ、やるなら今だと本格的に考えるようになりました。
やるからにはパイロットとしてキャリアを積んで高収入が得られるよう、目標を立てて頑張ろうと思いました。

②飛行学校を調査開始
長年色々と業界情報を収集して、免許を取るなら信用できるところでと考え、インターネットや航空雑誌などで目にする3社をピックアップしました。
自分の問題点としては、仕事をしているので海外で長期に亘り訓練をして免許を取得するのは難しく、資金的には多少の貯金はあるものの、訓練費全額を自己資金で準備するのは無理で、免許取得のための航空ライセンスのローンができるところでないと厳しい、などがありました。
ピックアップした訓練校は、長年やっていて信用できそうなアルファーアビエィション、他にネットで出てきたB、C社に資料請求をしました。

③パイロットスクールの比較
資料請求をして最初に連絡があったのはアルファーアビエィションで、資料もすぐに送られてきて対応が良かったです。
他のスクールの資料も見ましたが、C社の訓練は米国に航空留学する形式で、日本の訓練をやっていると言うが実態がなく、航空会社の認可がないので止めました。
最終的にアルファーアビエィションとB社に実際に足を運んで説明を聞きました。

B社では日本で自家用免許が取得できるとの説明がありましたが、結局は米国での訓練を勧められました。
海外に長期渡航するのは仕事をしているので難しかったです。
長期の休みが取れる時に何回かに分けて渡米することを勧められたが、その分の経費を考えると日本で取った方がよいと思いました。
B社の場所は離着陸はよいが訓練をしてはいけないヘリポートなので、訓練空域まで遠く、離着陸訓練ができる場所までの移動を考えると無駄が大きいことが分かりました。
ローンが組めるところでないと予算的に厳しいので聞いたら、ローンは組めるということだが、金利や返済回数を考えると条件が良くなかったです。

検討の結果、アルファーアビエィションが一番良かったです。
まずダントツに国内訓練実績が高く、国内訓練シェアの60%を占めていること。
実地試験の合格率が高く、就職実績も高いこと。
国内のみの訓練で自家用免許を取得した実績が多いこと。
訓練空域まですぐの距離に下妻ヘリポートがあり、そこで離着陸訓練からオートローテーションの訓練まですべてができ、抜群の訓練環境で訓練時間の無駄がないこと。
官公庁の受託訓練もおこなっていること。
仕事をしながら訓練に通うことができること。
さらに、条件の良い教育ローンが組めて、低金利な国の教育ローンが組めるなど、総合的に判断してアルファーアビエィションに決めました。

④入校手続き
まずは、資金繰りをどうにかしないと訓練ができないのでローンの審査からしてもらいました。
的確なローン手続きにより問題なく借りることができ、資金が調達できたので入校して座学からスタートしました。
仕事をしているので座学を受けられる時間は限られていましたが、東京本社の教室で会社の帰りに受講することができ効率良く進められました。
自宅でインターネット回線を使ってパソコンで座学を受けることもできました。
時間ができた時にすぐに座学を受けられるので、仕事をしながら勉強する私にはとても助かりました。

⑤訓練開始
航空身体検査を受けて操縦練習許可書を取得し、いよいよ飛行訓練の開始です。
会社の休みが土日と祝日なのですが、それらの日もすべて訓練を受けることができるので、行けるときは毎週通うようにしました。
私は都内に住んでいますが車で1時間程度で通うことができ、まずは自家用ヘリコプター免許を取得することを目標に頑張りました。

⑥航空特殊無線技士、自家用学科試験
航空特殊無線技士や自家用学科試験の座学は平日の夜に東京本社の教室で受けました。順調に座学は進み、すべて一発合格をすることができました。

⑦ソロフライト
航空特殊無線技士も取得して、訓練を始めて20時間程度で初の単独飛行に出ることができました。夢にまで見た感動のフライトでした。
その後はナビゲーションの訓練に進みました。

⑧実地試験の申請
仕事をしながら訓練をするのは大変でしたが、自分で決めてやることにしたのだから頑張りました。
特に意識して行ったのは飛行前のイメージトレーニングです。
アルファーアビエィションには独自のフライトトレーニングマニュアルとヘリコプター操縦法を解説したDVDがあったので、自宅でできるだけ飛行手順を覚え、イメージトレーニングをして訓練に臨みました。
その成果が出たのか40時間の規定時間で実地試験の申請をすることができました。

⑨実地試験受験
申請してから受験日までの約1ヶ月の間、実地試験の口頭試問対策や実地試験対策訓練を重点的に行いました。
実地試験は平日のため、何とか休みを取って実地試験を受けました。
当日は朝早くから整備士の方々に機体の準備をしていただき、スタッフの方が試験官を迎えに行って、もちろん試験立ち会い教官ともう1人教官にもサポートしていただき受験しました。
すべてのスタッフの方々からサポートしていただき無事に合格することができ、念願のヘリコプターパイロットライセンスを取得しました。

⑩事業用訓練へ
自家用回転翼免許を取得して、実際に自分がプロのヘリコプターパイロットとしてやれるかどうかがよくわかり、自信がつきました。
引き続き事業用操縦士の訓練へ進むことを決心しました。
事業用操縦士の資格取得にはさらに高額の金額が必要ですが、アルファーアビエィションのローンサポートを受けて、借りられる分は追加融資をしていただき、足りない分は家族から援助してもらいました。
プロパイロットになった暁にはもちろん返済していきます。

⑪事業用飛行訓練開始、事業用学科試験対策
事業用ヘリコプター免許のための操縦訓練に入り、仕事が休みの日は極力飛行訓練に行きました。
仕事後の平日の夜はしっかりと勉強やイメージトレーニングを行いました。
事業用回転翼の学科試験は奇数月に受験が可能で、航空法規、航空気象、航空工学、空中航法、の4科目を受験しました。通信は自家用操縦士の資格があるので免除になります。
自家用に比べて事業用は難易度が上がり難しかったのですが、アルファーアビエィションの長年の試験対策資料や教官からの適切な指導により、こちらも一発合格をすることができました。

⑫夜間飛行
ナイトフライトは自家用パイロットの訓練時に経験していましたが、事業用免許の場合は夜間の飛行5時間と、機長として5回の離着陸訓練が必要です。
夜間飛行訓練では、暗いので月明かりや地上の照明などを確認し、しっかりと計器を見て姿勢を確認するように飛行しました。
飛行中に見た夜景もとても素晴らしかったです。

⑬基本計器飛行
引き続き基本計器飛行(BIF)の訓練をしました。
自家用免許の時も訓練しましたが、より精度を上げて計器だけで飛行ができるようにIFRフードを装着して操縦訓練を行いました。

⑭事業用操縦士実地試験の申請
事業用回転翼航空機の実地試験申請に必要な飛行経歴を満たすことができたので試験の申請をしました。
申請後は、本格的に口頭試問対策と実地試験飛行科目の訓練を行いました。
本番の試験に備えて、実際に試験をやっているかのように1日通しで予行試験もやっていただきました。
この予行練習は試験の感じがつかめてとてもよかったです。
アルファーアビエィションでは月に4、5人は自家用や事業用、限定変更などの実地試験を行っていて試験対策は万全で、私も先輩方の実地試験のサポートをしていたので試験の流れが分かり、試験のイメージトレーニングにもなりました。

⑮事業用実地試験を受験
試験当日の朝は下妻運航所に早く行き、試験前の最終飛行訓練をスタッフの方が早出でやっていただきました。
緊張していましたが体がほぐれて、やることはすべてやったという自信が出てきました。
アルファーアビエィションのスタッフに迎えに行っていただき試験官が到着しました。
口頭試問が始まりました。国土交通省航空局の航空従事者試験官は、事業用操縦士として必要な知識について色々な質問をしてきました。
事前に口頭試問試験対策を受けていて、立ち会い教官もいてくれたお陰で安心して答えることができました。

次は飛行試験で、まずはエアーワークから始まりました。
日頃行っている操縦を心がけ、緊張を押さえながら試験官の指示で各科目を実施しました。こちらも何とかクリアしました。
最後はナビゲーションで、試験官からコースの提示があり航法計画を立てました。
コースは、下妻ヘリポート、栃木ヘリポート、日光、スカイツリーでした。
制限時間内に計画を立てて出発しましたが、コース自体は何回か訓練で行っていたので問題なく飛行できました。
最後が試験官からの講評で、合格の言葉をいただくことができました。この時は嬉しさと頑張ってきた達成感で最高の気分でした。
試験官からは、これからも引き続き勉強をして、より精度を上げるように指導をいただきました。
これからも頑張りたいと思います。

⑯就職
実地試験合格後はプロヘリコプターパイロットとして就職するために就職活動を開始しました。
私は事業用回転翼航空機の操縦士免許を取得しましたが、以前から官公庁ヘリパイロットを希望していたので、海上保安庁のヘリコプターパイロット募集に応募して受験しました。
アルファーアビエィションより就職指導を受けて受験し、合格することができました。
念願のヘリコプター操縦士として、しかも海上保安庁のヘリパイになることができてとてもうれしいです。
これまで指導していただいたアルファーアビエィションの皆さんと支えてくれた家族に感謝しています。
これからも安全運航で頑張ります。

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