庄内空港への飛行機航法訓練~桜も綺麗です| アルファーアビエィション

庄内空港への飛行機航法訓練~桜も綺麗です

アルファーアビエィションで多発限定を取得した訓練生の技量維持訓練で庄内空港まで飛行しました。
本日はVFRナビゲーション・トレーニングを兼ねて、ちょうど見ごろを迎えた東北の桜を空から楽しんできました。

福島空港を離陸して北上すると福島駅が見えてきます。
競馬場の右手の川を挟んだところが福島県では有名な花見山公園です。
残念なことに若干もやっていましたが肉眼では山が色づいているのがしっかりとわかります。(写真左側の競馬場の川を挟んで右下側一帯が花見山公園です。)

花見山公園を一周して北西に針路を取ります。
福島駅を過ぎるとすぐにTH11訓練試験空域です。ニュー千歳インフォメーションと通信してTH11エリアの情報をもらい通過を通報します。
本日はTH11訓練空域を使用中の航空機はありませんでした。
左下を見ると福島スカイパークが見えました。

右下に山形空港を見ながら情報圏の外側を北上します。
もちろん山形レディオと通信してトラフィック情報をもらいます。
IFRの旅客機が離陸してきましたので近付かないように気を付けて飛行します。
月山(がっさん)が左手に綺麗に見えています。

山形レディオを離れ更に北上して新庄を目指します。
左前方に鳥海山が見えてきました。
新庄で庄内レディオにコンタクトします。ランウェイは27です。
ストレイトインでの着陸を通報しますが、小型機が1機進入中のため10マイル東での待機をアドバイスされました。
待機中、鳥海山が綺麗に見えました。

庄内空港は少し前までは「庄内リモート」がコールサインでしたが、今は「庄内レディオ」にコールサインが変わっています。
ニュー千歳インフォメーションからのテレビカメラを駆使したリモート運用です。
「オブストラクション・ノット・レポーティッド・オン・ザ・ランウェイ」のリードバックや「ダウン・タイム」などを通報しなくてよくなったのでATCで舌を噛むこともなくなりました。

ターミナルで昼食を取って、福島に帰ります。
帰路は右手に日本海を見ながら新潟空港方面に向かいます。波もなく穏やかな日本海です。
新潟空港をアビームして東へ針路を取ります。
正面には会津磐梯山が見えてきましたが今日は檜原湖を目指します。
檜原湖は冬季は氷結してワカサギ釣りが楽しめる湖です。春の暖かな陽気で氷も解け始めていました。

ふと下を見るとエメラルドグリーン色の沼が見えました。
五色沼です。
限定変更の訓練中は会津磐梯山の猪苗代湖側しか見ていなかったので、裏磐梯はとても新鮮です。

福島空港に向かう途中、日本三大桜の一つ、三春の滝桜を見逃すわけにはいきません。
福島空港の北北東わずか10NMの距離ですので、福島レディオと通信設定してトラフィック情報をもらいます。こちらも「ノー・トラフィック」でした。
このように自由に経路を計画して飛行できるのはVFRの醍醐味です。
訓練中にはなかなか見られなかった訓練生(今は立派な機長さんですが)の笑顔を見られるのも嬉しいですね。

定期便、チャーター便などが発着する福島空港は、山形空港、仙台空港、新潟空港、花巻空港、庄内空港などのナビゲーションの目的地として最適な空港が周りにたくさん所在します。
また、訓練空域までもわずかな飛行時間で到着します。
VOR、ILSなどの航法援助施設も完備されており自家用、事業用、多発限変、計器飛行証明など、すべてにわたって最適な訓練環境が整っています。

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