飯吉整備士からのアドバイス
[航空整備士の仕事]
航空整備士の仕事は、航空機を飛行できる状態に維持管理する仕事です。
仕事内容は機体の整備ですが、飛行前・後の点検、工具による手作業や電気装備品の保守整備・調整、燃料や潤滑油の補給や交換、機体のクリーニング等々、多種多様に分かれています。
実際の機体の整備作業以外にも、予備部品や整備機材の維持管理がありこれは、部品の劣化の防止や計測器の精度維持のため、使用期限が定められていています。
その他では航空機は書類の管理がかなり部分を占めることがあり、航空機整備には製造メーカーの発行するメンテナンスマニュアルによって行いますが、それがアップデートされるので常に最新の物を使用しているか確認が必要になります。
[整備士が面白い]
航空機は常に手をかけないと、安全に飛行可能な状態を維持することが困難です。
飛行中に調子が悪くなったからといって、そこの路肩に止めて様子を見ようなんていうことはできません。
米国では調子が悪く格納庫からでられない機体を「ハンガークイーン」なんて呼ぶらしいですが、そんな女王様とは仲良くしたくはありません。
航空機整備で面白いのは日々機体の状況が変わってゆき、柔軟にあるいは予測してその事柄に対処して、うまくいったときは嬉しくなります。ビンゴです。ジャックポットです。
あとは機体の試験や調整のため同乗して飛行すると空の散歩が楽しめます。
四季折々の空からの風景や、すごい速度で地面が流れてゆくまるで映画のような疾走感・爽快感をリアルに味わうことが可能です。クールです。スペクタクルです。
[整備士のやりがい]
航空機の点検・整備には多くの知識と技術や高い責任感を必要とし、決められた数値を厳密に守る資質が大切になります。
必要な部品は小型機でも数万点におよび、その維持管理に膨大な労力を必要とします。
航空機は安全のため、定期的な部品や潤滑油等の交換や機器の調整を、定められた期限に決められた手順に沿って行うことが要求されます。
人の命を預かる仕事なので責任は重いです。
ですがそれをやり遂げたときにはとても大きな充実感を得ることができます。
[整備士の資質]
整備士になるには、その多くのことが持って生まれた才能による物ではなく、自分の努力次第でなんとかなるものばかりであると感じます。
必要な物といえば、いろいろなことに気が付く神経の細やかさや、常に好奇心や探求心を持ち続けること、嘘をつかない誠実さであると考えます。
[航空機メーカーのサービスセンター]
アルファーアビエィションはロビンソン社、ダイヤモンド社、ティーラート社、ガーミン社、ロールスロイス社のディーラーであり、サービスセンターとして認定されています。
弊社の整備技術が、これら時代の先を行く航空会社から認められていることに、整備士としても大きな誇りと責任感を感じます。
お客様に満足していただくためにこれからも全力で業務を遂行していきます。