#13 「Centurion 2.0 ディーゼルエンジンでセスナが生まれ変わる」(2009/07/15)
アルファーアビエィションが今回お届けする、ミニレポートは、「Centurion 2.0 ディーゼルエンジンでセスナが生まれ変わる」です。
「センチュリオン社」
2009年7月、福島運航所に、ドイツのエンジン・メーカーであるセンチュリオン社からエンジン、プロペラが届きました。センチュリオン社は、航空機用のディーゼル・エンジンのリーディング・カンパニーで、私たち、アルファーアビエィションは、日本の代理店をしています。
「Centurion 2.0の特徴」
Centurion 2.0は、ダイヤモンド社の航空機にも搭載されているディーゼルエンジンで、セスナ172やパイパー社のPA28にも搭載することができます。このエンジンは、多くの空港で給油可能なJET A1を使用して飛ぶことができます。
通常の小型機の多くは、アブガスという航空ガソリンを燃料として、飛行します。しかしながら、このアブガスは、日本の空港では、すべての空港で給油できるわけではなく、限られた空港でしか給油することができません。
一方、JET A1という燃料は、いわゆる灯油(ケロシン)で、ほとんどの空港で給油することができます。つまり、ディーゼル・エンジンのCenturion 2.0を装備することによって、アブガスが給油できないという理由のために、今まで行くことができなかった空港にも、行くことができ、飛行の楽しみが増えることになるのです。
また、燃費も優れており、航行中(1万フィート、110ノット)で約4.5gal(約17リットル)と、従来のエンジンに比べ、経済的な運航が可能になります。
「Centurion 2.0で生まれ変わるセスナ172」
アルファーアビエィションでは、この度、セスナ172のエンジンおよびプロペラを、この Centurionエンジンに付け替える予定です。今までのセスナとは異なる、新しいコンセプトのセスナが近々登場する予定です。どうぞお楽しみに。
(おわり)
本レポートは、作成時点での意見・予測であり、予告なしに変更になることがあります。また、本レポートは、情報提供のみを目的としており、サービス等の販売を目的としたものでは、ありません