帝京大学の訓練生(3年生)の訓練も大詰めに| アルファーアビエィション

帝京大学の訓練生(3年生)の訓練も大詰めに

アルファーアビエィションは帝京大学理工学部航空宇宙工学科ヘリコプターパイロットコースの操縦訓練を実施しています。

来年事業用試験を受験する訓練生が必要な野外飛行経験(航空法施行規則別表第二・300km以上の野外飛行で、中間に2回以上の生地着陸)を満たす航法訓練を実施しました。
飛行経路は下妻ヘリポートから群馬ヘリポートで離着陸を行い、福島空港に着陸後、燃料補給を行い再び下妻ヘリポートへ戻る飛行です。

本日は高気圧の中心が北に偏り、関東平野は北東の湿った冷たい風の影響で4000ft付近に雲が覆う天候でした。
群馬ヘリポートまでの飛行は気流は安定し、計画通りの飛行でした。
群馬ヘリポートを離陸後、桐生から矢板への経路上はやや山間部となり、北東の風により雲がベッタリと山肌を覆う状況であり、さっそく訓練生は経路変更の作業に取り掛かりました。
山間部を避けるべく足利から鹿沼へ迂回するように計画作成を実施、飛行を継続し無事福島空港へ着陸しました。
訓練生はヘリポートでの離着陸の経験はありますが滑走路のある空港へは初めてであり、良い経験ができたとともに、滑走路や誘導路の使用法の勉強になりました。

福島空港から帰る途中、袋田の滝付近を飛行しました。
紅葉はまだ始まったばかりの様子でした。
上空から眺めると、日本の森林のほとんどが植林された針葉樹が多くを占めていることがわかります。

下妻ヘリポート到着後の訓練生は、これだけの長距離航法は初めてであり達成感を感じていました。
事業用実地試験に向けて、ラストスパートです。

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