玉川さん超ロングナビゲーションレポート
4月12日~13日で、北海道の旭川から下妻ヘリポートまでの超ロングナビゲーションを行いました。その距離なんと900km!
12日の朝、これから初めての土地を飛び、初めての飛行場に離着陸するので、不安と楽しみを期待して起床しましたが、なんと外は雪となっておりました・・・。さすが北海道です。
それでも飛行場まで行って待機しておりましたが、天候はさらに悪化し視程は1000m、雲はBNK008程で雪、経路上にもエコーがあり本日の飛行は半分諦めておりました。ところが、お昼頃から晴れ間ができたので、天候をチェックして行けると判断し、念の為予備経路も作り13時に離陸しました。
雲は変わらず低いものの当初の予定コースを飛行できましたが、天気の悪い北海道を早く抜けようと函館空港には着陸せず、目的地変更で青森空港へ直接向かいました。
その後、津軽海峡を無事飛行していよいよ青森空港へランディングですが、3000mのランウェイに着陸するのが初めてで、減速が多少遅れてしまいましたがとても気持ちが良かったです!
ここで仙台までのプランファイルと給油をして、青森空港離陸が16時30分。途中、花巻空港にも着陸しましたが離陸時には既に日没となり飛行場灯火が点灯しておりました。
花巻空港~仙台空港間はナイトフライトとなりましたが、以前仙台に住んでおりましたので少しは安心して飛べましたし、仙台の夜景がとても綺麗で感動しました。空港は飛行場灯火のおかげで10マイル先から目視できましたので特に問題なく着陸することができました。
この時点で、19時を過ぎておりましたので今日は停泊することにして仙台~下妻間は翌日の飛行となりました。
翌日、雲が低く視程もそれほど良くはありませんでしたが無事に下妻ヘリポートに到着しました。
今回のナビゲーションは、天気の悪い時の飛行判断、管制圏と情報圏の飛行場への離着陸、夜間の着陸や停泊と、普段では経験できない体験をたくさんさせていただきました。
事業用操縦士を目指す上でもたいへん良い経験となりました。このような実際的な経験も、ここアルファーアビエィションで学んでいたからこそであり、またこのようなチャンスを与えてくださった齋藤社長、教官方々、本当に有難う御座いました。