#7 「ヘリコプター・パイロットの仕事」(2009/04/14)| アルファーアビエィション

#7 「ヘリコプター・パイロットの仕事」(2009/04/14)

アルファーアビエィションが今回お届けする、ミニレポートは、「ヘリコプター・パイロットの仕事」です。

「日本で働くプロのヘリコプター・パイロット数」

数字で見る航空2008(航空振興財団, 2008年6月)によると、2007年1月1日現在、日本で働くプロのヘリコプター・パイロットの数は、およそ1000人と言われています。その内訳を見ると、運送事業以外で働く人が約53%、官公庁関係が約42%となっています。飛行機のパイロットに比べ、官公庁関係が多いのが、ヘリパイロットの特徴と言えます。

「官公庁関係で働くヘリパイロット」

各都道府県の警察、消防には、航空隊があり、そこで、パイロットは活躍しています。また、海上保安庁、ドクターヘリ、防災などにおいても、パイロットが活躍しています。ヘリコプターは、今や私たちの生活の安全、保安にかかせないものとなっています。

特に、近年、より多くの人の命を救うため、救急医療にヘリコプター(ドクターヘリ)を活用しようという動きが、全国的に進められていますので、ドクターヘリパイロットは、今後増えていくものと考えられます。

「警察航空隊」

各都道府県の警察航空隊の主な任務には、パトロール活動、犯人の捜索・追跡活動、交通状況調査、公害や廃棄物不法投棄等の監視活動などがあります。

「消防防災航空隊」

人命救助や、緊急輸送等の災害応急活動、林野火災の初期消火、重度傷病者の救急搬送などがあります。

「海上保安庁」

海上保安庁では、全国にある航空基地とヘリコプター搭載型巡視船に航空機が配置され、海上での事件・事故の発生に備えています。ちなみに、海上保安庁航空機のパイロットを目指す場合には、「海上保安大学校」に入学し、希望と適性により飛行機の研修を受ける、「海上保安学校航空課程」に入学する、「有資格者採用試験 航空機職員(飛行)」に合格する、という3つの方法があります。

「ドクターヘリ」

医師がヘリコプターに搭乗し、患者の元へ向かうドクターヘリ。日本では、 2001年にドクターヘリ導入促進事業が始まって以来、ドクターヘリという言葉を聞く機会も多くなったのではないでしょうか。2008年の夏には、ドクターヘリを題材としたテレビ番組が放送されるなど、近年注目を集めています。

「まとめ」

ヘリコプターのパイロットの仕事には、様々な活躍の場所があります。ヘリコプター・パイロットは、私たちの安全・安心を支えてくれているのです。

(おわり)

本レポートは、作成時点での意見・予測であり、予告なしに変更になることがあります。また、本レポートは、情報提供のみを目的としており、サービス等の販売を目的としたものでは、ありません。

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