本日の飛行機訓練はロングナビゲーションです
本日、操縦訓練生のMさんが事業用飛行機操縦士の経歴に必要な540kmのロングナビゲーションを行いました。出発地の福島空港は風も弱く、ほぼ快晴の状態でした。
福島空港を離陸後、猪苗代湖、会津若松上空を経由して最初の着陸地、新潟空港に高度6,500フィートで向かいました。
途中の気流は穏やかで、磐梯山、遠くに見える飯豊山は紅葉のピークで真っ赤でした。
新潟空港は東からの風のため、滑走路は10からの進入で少し横風でしたが、無事に着陸。
約20分間の休憩の後、再びエンジン始動して第2目的地の仙台空港に向けタクシーアウトし、滑走路10から直線上昇で7,500フィートまで上昇。小国町、蔵王上空を経由して順調に飛行しました。
蔵王山頂の駐車場には紅葉を見に来たであろう乗用車が多数ありました。
蔵王通過と同時に降下を開始し、槻木から仙台空港の滑走路27のレフトダウンウインドに進入し着陸。
仙台空港では、燃料補給を行い、45分間の休憩の後、エンジン始動。
滑走路は09に変更されたので、B-4からのインターセクションテイクオフで離陸。
左旋回でダウンウインドから離脱した後、上昇を続け6,500フィートで巡航に移りました。
山形空港上空を通過し、第3の目的地、庄内空港を目指します。
左手に月山、右手に鳥海山を見ながら飛行しました。
月山の真横を通過するまで6,500を維持して、通過と同時に降下を開始しました。
その位置から庄内空港はすでに視認できるほどの極めて良い視程でした。
雲もなく気流も良かったので順調に降下することができ、庄内空港の南側のダウンウインドに進入し、滑走路09に無事着陸。
庄内空港事務所に行って着陸料の支払いを済ませ、その足でCABの情報官室でフライトプランの提出を行いました。
フライトプランの記入要領が変更になるという過渡期のため、支援センターの方に確認しながら正確に記入しました。
庄内空港の滑走路09から離陸し、右旋回して南方向を向け、7,500フィートまで上昇し、途中米沢市を経由して変針点の磐梯山まで順調に飛行を続けました。
磐梯山の手前で仙台インフォメーションに最後の目的地である福島空港の天候状態を要求し、出発する時と大きな変化がないことを確認しました。
福島空港は南風の約10ノットだったため滑走路19のダウンウインドに進入し着陸しました。
朝10:05に福島空港を出発し、福島空港到着は16:26、合計4時間42分の飛行時間という長旅で、Mさん本当にお疲れ様でした。
Mさんはアルファーアビエィション福島空港運航所で自家用の飛行機ライセンスを取得、現在は計器飛行証明取得に向け訓練中です。
計器飛行証明を取得した後は事業用操縦士に向けて操縦訓練を続け、プロパイロットを目指します。
この調子でさらに技術を磨いていけることと期待しています。
頑張りましょう!