東日本大震災の復興支援に訓練フライト贈呈| アルファーアビエィション

東日本大震災の復興支援に訓練フライト贈呈

東日本大震災において復興支援活動を行ったアルファーアビエィションの生徒さんに対して、当校独自に賞賛し、感謝状と訓練フライトを贈呈いたしました。

下妻運航所において、教官、整備士の全スタッフの前で、当校代表斉藤より感謝状を受け取った生徒さんは、「少しでも被災者のお役に立てたことをうれしく思います。」と照れながらも話してくれました。

この生徒さんからの活動報告と、プロパイロットへの決意を以下にお伝えします。

災害支援に関するレポート
(プロパイロットへの挑戦)

3月11日14時46分、突然、強く長い揺れに襲われた。日本の太平洋三陸沖を震源として発生した東北地方太平洋沖地震である。私は、勤め先の事務室で、震度計を注視し何度も襲ってくる地震が治まるのを待っていた。地震発生直後に各部署の担当者が被害状況の確認に出掛けて行き、事務室では地震情報を得る為にTVのスイッチを入れた。その瞬間信じられない映像が飛び込んできた。巨大な津波が広範囲の海岸線を襲い、家や車や人々を次々に飲み込んでいったのだ。幸い私の住んでいる地域では被害は無かったのだが、東日本沿岸を中心に甚大な被害をもたらす大震災が発生したと直感した。

翌日から職員が自主的に集まり情報収集に当たっていたところ、「被災者の受け入れ及び物資の支援を行う」との連絡があった。被災した地域の住民を受け入れることになり、受け入れ体制の準備が進められた。これと平行に、飲料水、食料、毛布等の支援物資の準備も進められ、職員により被災地域に届けられた。被災者の受け入れに関しては、多数の職員と大型バスで迎えに行った。
被災地までは、通行止めの道を迂回しながら進んだため片道数時間の道程であった。目的地が近づくとTVで見ていた以上の惨状が目の前に広がっており、言葉を失い、カメラを持参していたがカメラを構える事への抵抗感が生まれ、写真を一枚も撮る事ができなかった。
目的地の学校では、疲れた表情、悲しみを抱えた表情、途方に暮れる表情をした被災者が私達を待っていた。私達は用意された名簿をもとに皆さんをバスへと誘導した。この時、多くの方から「ありがとう」と声を掛けられた。たった5文字の感謝の一言は、私達の行動に誇りと感動を与えてくれ、また、助け合いの大切さと感謝の気持ちを抱かせてくれた。

帰路、車窓から被災地を眺めていたところ、上空を飛行している機体、物資を積んでテイクオフする機体、被災者を乗せている機体など、大きさも形も違う数機のヘリコプターが目に入った。
「しばらく飛行訓練を休んでしまった。技量が落ちていないか心配だ。」などと思いながら眺めていると、救助や援助のため懸命に操縦桿を握っているパイロットの姿が目に入ってきた。その瞬間、「私の目的はここだ。私も人々の為に働くパイロットになりたいという目標を掲げて訓練を始めたのだ。絶対にあきらめず前進していこう!」と、改めて決意する事ができた。

(株)アルファーアビエイションに入校し、自家用訓練を開始して2ヶ月が経過した。プロパイロットになる道程を歩み始めたばかりで、まだ先はあるが後悔はしていない。
なぜなら私には、高い操縦技術と深い知識を持った尊敬できる教官の皆さんと、信頼できる(株)アルファーアビエイションが付いている。
目的を見失わず夢を創造し、そして必ず成功してみせる。

飛行クラブでフライトしました!

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アルファーアビエィション卒業生で飛行クラブ会員のKさんがR44でのフライトを楽しみました。
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