ヨーロッパの旅[Part5] ミュンヘンからドイツ博物館| アルファーアビエィション

ヨーロッパの旅[Part5] ミュンヘンからドイツ博物館

ドイツ博物館は、ミュンヘンを流れるイーザル川の中州に立つ国立博物館です。技術・科学をテーマにしており、この分野の博物館では世界最高峰と言われています。 ドイツ博物館外観 1925年に開館したこの博物館には、航空工学はもちろん、鉄道、宇宙などから、農業、鉱業といったものまで、ドイツの科学技術のあらゆるシーンが詰まっており、これらの技術を次世代へ引き継がれることを目的としています。
今回訪問したのは、同じドイツ博物館の別館にあたる航空機の倉庫です。ミュンヘン郊外にある航空別館は、第一次世界大戦で実際に使用された航空跡地に建っています。 航空別館 一つの空間に様々な航空機が展示されているのが見れると思います。
ドイツの長い歴史の中で使用された戦闘機から旅客機まで、ドイツ博物館本館に置けなかった多くの機体が展示されています。本館に比べると広くはありませんが、1、2時間ではとても回りきれない程一つ一つが目を引くものばかりです。 航空別館02 94-47 航空別館03

中には試乗できる機体もあり、計器盤や内装を楽しむこともできます。 機体に試乗

間近で見れる数々の機体も魅力ですが、この博物館の一番の見所はドイツ軍が築き上げた軍用機の技術であり、エンジンを始めレーダー、航空偵察カメラ、計器盤やその他様々なものが展示されています。
Farman12WE エンジン Farman12WE 第一次世界大戦後に成功を遂げた航空機エンジンです。

あらためて近くで見ると、人間の手で作られたものというのが信じられない程精密に作られています。 航空別館04

ME109 ME109-2 第二次世界大戦で活躍した、メッサーシュミットのレシプロ機ME109です。燃料噴射装置が搭載され、倒立V型気筒で発動機中央には機銃が通せるように設計されています。当時のイギリス戦闘機のエンジンは気化器を装備しており、マイナスGがかかるとガソリン供給が一瞬途切れる状態だったのに対して、燃料直接噴射ポンプはそのような欠点がなく、ドイツ軍のME109はコンパクトで運動性も良く、スピードも出るので、空中戦において絶対的な存在でした。 ME109-1

いかがでしたか?世界的有名なこのドイツ博物館。訪問の際には、是非航空別館の方にも足を運んでみて下さい!

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