航空豆知識「飛行機の窓」| アルファーアビエィション

航空豆知識「飛行機の窓」

当校の飛行機とヘリの飛行教官、整備士がお届けする大好評の航空豆知識。
今回は飛行機の窓について飛行機教官がためになる情報をお届けします。

「飛行機の窓」
皆さんが電車やバスなどに乗るときは、窓が大きく外もよく見えるので、景色を楽しみながら移動されていると思います。
しかし旅客機に乗ってみると電車やバスに比べて、窓がずいぶん小さいと感じられるのではないでしょうか。
それは旅客機の場合は機体の強度を保つために小さく設計されているためです。

旅客機は通常は高度10,000m付近を巡航します。
その時は飛行機の外の気圧は地上の3割程度しかありません。しかし機内の気圧は地上の8割程度に保たれています。
この気圧差から機体を守ろうとした場合、窓を大きくすることは強度の面から考えても非常に不利になります。

胴体に窓を作ると、窓の穴の周囲に金属とガラスという異なる素材の継ぎ目ができることになり、そこは金属疲労が発生しやすい部分になります。
旅客機の客室の窓は、通常アクリル樹脂のパネル3枚からできていて、飛行中に1枚のパネルが壊れても、その窓から機内の空気が外に流れ出ないようになっています。
つまり多重構造にすることと、窓を小さくすることにより、強度を保っています。

小型飛行機は、旅客機のように高い高度を飛行することはなく、通常は3,000m以下で飛行するため、機内の気圧を高める必要はありません。
つまり小型飛行機では、飛行中に機内と機外の気圧差が生じることがないため、窓を小さくしたり多重構造にしなくても十分強度は保たれることになります。
アルファーアビエィションで使用している訓練機、ダイヤモンド式DA40型機(単発機)、DA42型機(双発機)及びセスナ式C172型機(単発機)は、飛行中の視界もよく、ほぼ360度に近い範囲で空中より地上を見ることができます。

飛行機の操縦免許や、さらに上級の資格取得を検討中の方は、ぜひアルファーアビエィションまでお問い合わせ下さい。

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