但馬空港フェスティバル 2000| アルファーアビエィション

但馬空港フェスティバル 2000

アルファーアビエィション関西の空に舞う

兵庫県豊中市にある但馬空港において但馬空港フェスティバル2000が8月26日(土),27日(日)の両日開催されました。


           2日間で延べ5万人が来場

関西でのアルファーアビエィション演技飛行は初めてです。当日は、多数の観客がつめかけ、天気は快晴。絶好の飛行日和の中、いよいよ演技飛行開始です。機体はもちろん真紅のロピンソンR22、パイロットはアルファーアビエィション所属世界ヘリ選手権金メタリストの谷澤,坂本チームです。緻密な演技を 披露しました。

まずはデモンストレーションフライト。操縦が難しいと言われているR22を縦横無尽に操り、華々しい演技でした。続いてスラロームの演技が始まりました。R22のコパイロット席から約5mのロープの先に水の入ったバケツが降りてきました。それをつり下げたまま、微妙な揺れを押さえつつ上手にホバリング移動しながら約1m間隔の2本のボールの間を水がこぼれないように通過させていく競技です。旗門の数は12もあります。

世界選手権金メダルのペアは、一つ一つ上手くクリアしていきました。そして最後に的であるテーブルの真ん中に、水をこほさず見事に着地させました。見事な演技でした。観客も一瞬シーンとなり、集中して見守っていましたが着地の瞬間、大拍手が起こりました。

休む間もなく、到着時間制限の競技種目のフライトが始まりました。この競技は、出発後2カ所の通過地点を含む短い飛行場外への飛行で始まり、出発飛行場に戻り、「第一ライン」を規定された秒単位で通過後、長方形のパターンを1分間で飛行し「第二のライン(最初のラインに直角)」を通過後20秒間で7mのロープの先についたボーリングのピンを、犬小屋のような三角屋根の板に空けられた40cm四方の穴に正確に入れるというものです。

実際にそんなに小さな穴に入れられるのか心配になりましたが、心配ご無用とばかり、見事まわりに触れずに入ったのです。これには観客も驚き、一瞬拍手を忘れているようでしたが、すぐにスタンディングオべーションが起こりました。観客はヘリコプターによる巧妙な技を十分に堪能していました。

その後アルファーアビエィションのブ一スを覗いてみたら、たくさんのビデオや本、グッズが売られていました。大勢の観客がそのまま押し寄せて、ここにしか売っていないというアルファーアビエィション制作のビデオを何本も買っていました。その中の客に話しを聞くと「この演技飛行を見るためにわざわざ車で5時間かけて来た。やつと生で見られて満足」と言っていました。アルファ一アピエィションのファンは全国に広がっていました。

アルファーアビエィションは、操縦訓練では国内最高の実績を上げ、プロバイロットとして多数の就職実績も上げています。またR22、R44の正規ディーラーとして機体の販売も行っています。自家用でも事業用でも免許を取るならこのような環境で金メダリストによる教育を受けたいものですね。

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