海上自衛隊の護衛艦「うみぎり」体験乗艦記| アルファーアビエィション

海上自衛隊の護衛艦「うみぎり」体験乗艦記

体験乗艦記 4月11日(日)この日は、海上自衛隊の護衛艦「うみぎり」に乗せてもらうことが出来ました。

護衛艦「うみぎり」飛行科に所属している鈴木嘉昭さんのご厚意により、横須賀から晴海埠頭までの航海に乗艦させて頂きました。

とても天気が良く、暖かく風もないという船に乗るには絶好のコンディションの中、横須賀港の海上自衛隊横須賀地方総監部を午前9時に「うみぎり」は同型艦「はまぎり」練習艦「かしま」とともに穏やかな水面を滑るように出航していきました。スマートで無駄のない形をしたこの船は本当に滑るという表現がぴったりなくらい静かでなめらかな動きにはびっくり。加速もいいです。

艦内や装備を一つ一つ丁寧に案内して頂き、艦載機のSH60Jはもちろん、アスロック、76mm速射砲、シースパロー、多銃身機関砲等の武装装備や、艦橋、操舵室も見ることが出来ました。途中「はまぎり」が左舷から追い抜くときに両艦同士で手旗信号やライトによるモールスでの通信がありました。何を通信してるのかちんぷんかんぷんでしたが、かっこよくて雰囲気満点です。

その他操舵室での指令や伝令の用語も独特で、普段接することのない海の世界をかいま見ることが出来ました。ところで船同士がすれ違うときには独特の作法?があることを教わりました。位の下の艦が上の艦に対してとか、異国間の船同士で国旗を揚げていれば礼をすることになっていて、する方もうける方も往来が多い海域だとそれだけで大変とのことです。うーんややこしいですね。左右両サイドから来たらどうするんだろう?

飛行甲板上においてヘリコプターをグランドランするというので見に行きました。機体はシコルスキーSH60Jです。ブレードが畳んでありますが、エンジンがかかった後自動で開きます。その様子がトンボがふ化するときのようにまるで生き物に見え、とても印象的でした。

そしてなんと艦内食もごちそうしてもらいました。メニューはカレー。鉄板と呼ばれるくぼみがいくつかつけられた独特のプレートにご飯、カレー、おかずをのせていき、艦内の食堂で普段行われてるように食べました。鉄板で食べるカレーはほんとおいしかったです。

食後少したつともうレインボーブリッジに近づいていました。お台場を右手に見ながら3隻の自衛隊艦船が次々とレインボーブリッジをくぐり、左手には東京タワーや六本木ヒルズなど高層ビル群が間近に見えました。艦橋(ブリッジ)が高いので先端がブリッジ(橋)につくのでは?!と思いましたがぜんぜん。10mはあいてるそうです。

東京のど真ん中に乗り込んでいき、晴海埠頭につける様は勇壮で文句なくかっこよかったです。
鈴木さん貴重な体験有り難うございました。

(当日の様子が動画でご覧になれます)

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