アルファーアビエィションの航空豆知識「飛行機のライトの色」| アルファーアビエィション

アルファーアビエィションの航空豆知識「飛行機のライトの色」

アルファーアビエィションの飛行教官、整備士がお届けする毎回大好評の航空豆知識。
今回は飛行機に装備されているライトについての知識をお届けします。

「飛行機のライトの色」
夜、空港から離陸する飛行機や着陸する飛行機を見ていると、主翼の先に赤色や緑色のライトが光っているのがわかります。
そのほかにも、飛行機やヘリコプターにはさまざまなライトが取り付けられていて、それぞれ意味を持っています。

機体の上下に取り付けられている赤色のライトは、航空機同士の衝突を未然に防ぐ衝突防止灯、主翼の先端についている白色閃光灯も同様の目的で取り付けられています。
ストロボのように光る白色の閃光は、遠く離れていてもよく見えるため衝突を回避するのに役立ちます。

また、飛行機では右の主翼先端には緑色の右舷灯、左の主翼先端には赤色の左舷灯が取り付けられており、位置灯、又は航空灯と呼ばれます。これに加えて飛行機の後方から見えるように尾灯と呼ばれる白色の位置灯が取り付けられています。
左右の色が決められているのは、空中での自機と相手機の位置関係と進行方向がわかるようにするためです。

主翼の前縁部分や飛行機の機首部、又は前輪には着陸灯が取り付けられており、離陸又は着陸の際には昼夜にかかわらず点灯するようにしています。
着陸灯に並んで地上滑走灯も取り付けられていて、夜間に航空機が空港内を地上滑走するときに点灯するようにしています。

航空機のライトは大型の旅客機だけでなく、小型飛行機やヘリコプターにも同様の目的で取り付けられており、飛行中の安全を確保出来るようになっています。

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