アルファーアビエィション飛行機訓練所の格納庫内の２ショットです。

さて、これは何でしょう？
どこかで見た記憶がありませんか。

現在ダイヤモンドエアクラフトＤＡ４２が耐空検査に入り、エンジンを覆うカバーを取り外 したものです。
御存知のようにエンジンはTAE CENTURION 1.7のディーゼルエンジンを搭載しています。
ガソリンエンジンよりも高い圧縮が必要なことから、エンジン構造上、肉厚を増やし強度を上げています。
巡航時の燃費は驚くほど少なく、推進効率は他のエンジンに比べ、１３％も優れています。
さらにターボ搭載により高い高度まで離陸出力を維持してくれます。
この飛行機でフライトすればこのパワーを直ぐに体感できます。

これは搭載しているターボに連接されるWASTE GATEです。
ターボ過給器は圧が高まればそのパワーを上昇させますが、上がり過ぎるとFUEL CONTOROLの制御ができなくなり、エンジン・ブローに陥ります。
このため、一定以上の排気圧がターボに掛かった場合に、この圧力を排気側にバイパスする役目を持っています。