航空豆知識 #220 メインローターの回転方向ってどっち?
今回は、ヘリコプターのメインローターの回転方向についてご紹介します。
実は、ヘリコプターのメインローターは、機種やメーカーによって回転方向が異なります。
上から見て反時計回りに回転するものもあれば、時計回りに回転するものもあるのです。
このような違いは、国やメーカーによって異なっておりアメリカ製の機体では反時計回り、フランス製やロシア製の機体では時計回りが多く見られます。
例えば、訓練機として活躍しているロビンソン式のヘリコプターは、反時計回りに回転します。一方、エアバス製のヘリコプターには、時計回りに回転します。
反時計回りのロビンソン式のヘリコプター↓
反時計回りのアグスタ式A109↓
時計回りのエアバス式H125↓
では、なぜメインローターの回転方向に違いが生まれたのでしょうか?
その理由については、いくつかの説があります。
そのひとつが、第二次世界大戦前後のヘリコプター開発に関係しています。
当時のドイツでは、胴体の左右にローターを配置した双ローター式が開発されていました。
戦後、この機体の反時計回りの部品をアメリカが、時計回りの部品をフランスが持ち帰り、それぞれの国でヘリコプターの研究や開発が進められました。
この技術が広まり現在見られる回転方向の違いに関係しているという説があります。
回転方向が違っても、基本的な操縦の仕組みは共通しています。
アルファーアビエィションでは、時計回りと反時計回り、両方のメインローターを持つヘリコプターで訓練することができます。




