絶景を一望する空中散歩!| アルファーアビエィション

絶景を一望する空中散歩!

官公庁の訓練生がR66で長距離航法の訓練を実施しました。
下妻ヘリポートから離陸をし、川越~甲府を通り富士山を望んで帰投しました。

ルートの途中では、紅葉を望むことができ、グラデーションがとてもきれいでした。

上空から望む富士山は圧巻でくっきりと浮かびあがる姿はまさに絶景でした。

眼下に広がる甲府城もしっかりと見ることができ、歴史ある城と街並みのコントラストが印象的でした。




              航法の鉄則

航法(Navigation)は、単に予定されたルートを飛ぶだけの作業ではありません。安全にフライトをするためには、さまざまなルールを理解し、その場の状況に応じた判断が求められます。



【1. VMC(有視界気象状態)の維持】 許可がない限り雲の中を飛行することはできません。予定経路上に雲があることが予想される場合や雲が実際に雲がある場合は安全確保のために迂回が必要となります。


【2. 空域の制限】 航空法によって「飛行することのできない空域」が設定されています。そのため、航法では常に自分の場所を把握し、適切なルートを選択することが欠かせません。


【3. 機体性能と人体への影響】 ヘリコプターは無制限に上昇できるわけではなく、機体性能により到達できる高度が決まっています。また、高度が上がるにつれて最高速度の制限や、人間の体に影響する低酸素症のリスクも高まります。

これらの要素を総合的に判断することが「航法」であり、安全な飛行のための大事な基盤となります。

次回は、実際にどのように航法を行っているのか、その方法を解説します。

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