おめでとう教育証明合格!!
地道な努力を続け今日勝利を手にした山城さん見事一回で教育証明の試験に合格しました。
なかなか一回で合格しない教育証明の試験に見事合格したのは、山城さんの努力と山城さんを支えた先輩の教官達と本社のみんなのチームワークの賜です。
アルファーアビエィションは、チームワークが本当にすばらしいので数々の困難も乗り切り操縦教育の世界ではもっともメージャーな会社に成長しています。
さあ、これからもみんなで協力して大勢の生徒達を大空に羽ばたかせよう。
本日7月13日に国内の操縦士資格の中では最も難易度の高いと言われていて、国内で就労しているプロパイロットの一割も資格を持っていない「操縦教育証明」の試験に無事一回で合格することが出来ました。
試験は口述試験が7割で合否が決まると言われていましたが、朝8時30分より始まり、午前中4時間しっかり行われました。一問一答形式のものなど一つもなく、論理的な組み立てが必要なものばかりで、想定していた回答をそのままいえるような質問はなく、その場で考え、自分考えを持って、自分の言葉で答えたものばかりでした。
最後に、午後飛行を行うので休憩後、展示科目の順序と出発前確認を行ってくださいといわれ、難関の口述試験が終わったと安堵の気持ちを持てました。
しかし午後も出発前の確認事項を1時間くらい説明しましたので合計5時間の口述試験となりました。
そして、仕上げの飛行試験となりましたが、天気は出発前に予想してたより悪く、離陸時にちょうどヘリポート付近に弱い通り雨が来ていました。予定した高度が取れず、視程もぎりぎりで地平線がおぼつかず、機体の姿勢を保つのに苦労しました。
先ず航法指導を行い、教官席での模範展示として訓練空域でエアワーク、基本計器飛行、をおこないました。そしてヘリポートに戻って、離着陸、ホバリングの指導を示し、教育証明の飛行試験のクライマックスである「フルタッチ・オートローテーション」を無事行えました。「フルタッチ・オートローテーション」とは通常のパワーリカバリー、つまりオートローテーションを途中で中止してエンジンの出力を増してホバリングするものと違い、実際にエンジンをアイドリングの状態のままで着陸までやってしまうことで、一歩間違えば落着してヘリコプターを大破させてしまうギリギリまでの最も難しい科目です。この科目を先輩の教官たちはいとも簡単にやってしまうので、当社の教官はさすが国際大会で金メダルを獲得した人なのだなと何度も感心していました。このようなベテラン教官に指導を受けたので私も難しい危険だという固定概念を持たずに挑めたのが今回の勝因だと思っています。飛行試験も2時間以上おこなわれました。
試験室に戻り、試験官より「あなたの教える生徒は安全に飛べると判断します」と、合格の判定をいただいたときには嬉しい気持ちもつかの間に、新たにやるべき課題がどんどん見えてきて、もっと頑張らなければという気持ちになりました。
それからヘリコプターライセンス取得をお考えの皆さん、私はお待ちしています。今日の経験を生かしてお教えできればと思います。良き指導者に出会えて、一歩一歩向上していくことが、千里の道も一歩からという言葉がありますように大切なことなのです。私が操縦を習い始めたときにはまさか「操縦教育証明」まで取れるとは思ってもいませんでした。
もし、躊躇してるなら遠慮せずに来てください。私もそこから始まりましたから。
では、ヘリポートでお会いしましょう。
山城利貴