操縦士には飛行前から大切な確認があります。
Preflight Inspection
日本語で飛行前点検のことです。
飛行前点検は飛行機やヘリコプターが飛ぶ前の最終点検であり、安全運航のための最後の砦といっても過言ではありません。
大型機では基本的に操縦士と整備士の確認が必要ですが、小型機では操縦士の確認のみで飛行することができます。
飛行前点検の実施内容は航空機製造会社が作成したマ ニュアルに基づいて作業を行います。
飛行前点検の実施内容は、
1.機体内部の点検
G1000や各種計器、シートなどを点検します。
2.機体外部の点検
目視点検にて機体外部に損傷などの異常がないか点検します。
3.各種作動点検
ライトや操縦翼面を作動させ、正常に作動するか点検します。
4.燃料の点検
燃料を少量抜いて、水や異物の混入が無いことや燃料の品質を点検します。
5.エンジンの点検
エンジンオイルの量などを点検します。
上記の内容に異常が無いことを確認し、航空機が大空へ羽ばたいていきます。
飛行前点検は飛行前に必ず行うものです。
しかし毎日のように同じ作業を行っていると、「昨日も問題なかったから今日は見なくていいや!」と 甘えが生まれ、確認してないものを確認したことにする。
そんな行為は事故につながりかねません。
アルファーアビエィションでは社員一人一人が高い意識を持っており、それは創立以来無事故という実績にも繋がっています。
飛行前点検は安全運航のためにはとても大切なことです。
訓練生の方も教官の指導監督の下で実施しています。
どのように操縦訓練をしているのか、ご興味のある方はアルファーアビエィションまでお気軽にお問い合わせ下さい。