山形空港へのIFR飛行訓練
本日、福島空港はほぼスカイクリアーの良好な天候でしたが、安達太良山を左手に見る頃になると猛烈な下降気流と上昇気流に見舞われました。
それもそのはず、飛行高度の風は西の風60ktにもなっています。それと同時に巡航高度の真下には雲が広がり始めました。
VORを矢吹(福島の代替)から山形に切り替える頃には、右席前のMFD(マルチファンクションディスプレイ)には遠くに雷電があることを示すマークが現れました。
VHFには時々雑音が入り、コース上とアプローチルートに雷雲がないことを確認しつつ飛行します。
山形空港に先行機のFDAが進入する間、当機は山形VORでホールディングします。
山形の天候は弱い雨、視程は15㎞。VMCではありますが、何層にも重なる雲でILS進入中はほぼインクラウドで、エンジンのスリットをみると弱く着氷していました。
着陸後、スポットに入ると後方に大きな雪の塊があって建物を隠していました。
本日もエアラインパイロットになるための貴重な飛行経験を訓練生は積むことができました。
・朝、訓練開始前のDA42
・2,500mの滑走路から訓練生が次々と離陸していきます。
・11,000ftをオントップで巡航中
・雪雲の中に雷雲が潜んでいます。
・インタークーラー/オイル冷却用空気取入口の着氷
・弱い雨の中、山形空港にILS進入。視程は15kmです。
・当校訓練機JA55DAの直前に着陸したFDA(右後方にJA55DAが駐機)
・山形空港のEスポット。除雪した雪が建物より高くなっていました。