飛行機の長距離航法訓練を本日実施しました
自家用操縦士の資格を取得し、引き続き計器飛行証明及び事業用操縦士の取得を目指し日々頑張っている訓練生が、事業用操縦士の受験資格に必要な540kmの野外飛行を本日実施しました。
コースは福島空港~新潟空港~花巻空港~福島空港です。
東北地方は晴天に恵まれたものの、ヘイズ(煙霧)がかかっていてやや地形判読が難しい状況でしたが、当初予定した6500ftからさらに8500ftまで上昇し、ヘイズトップの上に出ることにより良好な視界を確保しました。
新潟から花巻へのルートでは新潟までの天候を参考に最初から9500ftまで上昇しました。右に月山(6509ft)、左に鳥海山(7336ft)を見ながら飛行を続け、初めて通信設定する“札幌コントロール”にレーダーアドバイザリーを要求することにより安全に飛行を継続し花巻空港に到着しました。
福島空港のアルファーアビエィション専用のエプロンではタンクローリーからの給油ですが、ここ花巻空港ではドラム缶からの給油になります。燃料は航空ガソリンで間違いないか、ドラム缶の中に水等の異物がないかを厳重にチェックしてから給油します。手回しハンドルでの給油風景は貴重な経験となったことでしょう。
花巻からはコースの東側に松島基地や仙台空港を確認しながらの飛行です。TCAとの通信設定も軽やかに福島空港を目指します。
9時17分福島空港出発(ブロックアウト)、14時10分福島空港到着(ブロックイン)です。本日の飛行時間は3回の合計で4時間6分。
フライトログの機長欄に訓練生が自分のサインをして無事終了しました。
これからも張り切って訓練していきましょう。
・猪苗代湖から会津磐梯山方面。8500ftで飛行中。
・新潟空港に着陸。
・離陸を待つANAの機体が見えます。
・9500ftからの月山。素晴らしい景色です。
・花巻空港にて
・空港ターミナルが向こうに見えます。
・給油風景です。