空から眺める、東北の錦秋 -吾妻山連峰と檜原湖に抱かれて-
東北の大地が、圧倒されるほどの見事な紅葉に包まれる季節。
その壮麗な情景を、空から存分に満喫する機会に恵まれました。
今回撮影したのは、吾妻山連峰と檜原湖周辺の紅葉です。
・吾妻山連峰
吾妻山連峰の中腹には、赤や黄、橙といった鮮やかな色彩が帯のように連なり、まさに自然が描き出す絵巻物のような美しさを見せてくれました。
毎年この時期になると、紅葉は山頂から徐々に麓へと降りていきます。
その移ろいを空から静かに見守ることができるのは、空を自由に飛ぶことのできるパイロットならではの特権であり、まさにパイロット冥利に尽きる瞬間です。
・檜原湖
そして、檜原湖では、湖面に映る空と、周囲を彩る紅葉とのコントラストが幻想的な風景を生み出していて、その美しさに息をのみました。
このように四季の移ろいを間近に感じられる空の旅に、深い感動と幸せを覚えるとともに、操縦桿を握る手に温もりが増す瞬間でした。