福島運航所の訓練生が夜間飛行訓練に臨んでいます
福島空港では先週から日没時間が16:30以前になってきています。
この時期を機に訓練制限時間の17:00までに着陸することを厳守しながら、事業用ライセンス取得を目指す訓練生が夜間飛行の訓練を行っています。
訓練生は夜間飛行の難しさを克服し、夜間飛行技術の習得に懸命に取り組んでいますが、その中で、地上では味わえない美しい夜景や幻想的な飛行場灯火を目の当たりにしてきて、感動に満ちた姿が印象的でしたので、ここで感動的な情景を写真とともに紹介させてください。
・DA40、3機での夜間飛行開始です。
夜間飛行なので航空機のポジションライト及び緑色のタクシーウェイライトが点灯しています。
・ブロックアウト時はまだ薄明るいのですが、日没後はだんだん暗くなり離陸時は暗い空に向かって離陸上昇していくので、昼とは全く違う感覚に緊張感が支配していきます。
・東北2大都市のうちの一つ、郡山市上空です。
このような都市部の夜景はまるで光の絨毯のようで、本当に人が作った情景なのかと疑うほどの深い感銘を与えます。
特に飛行中のスピード感を伴う夜景は、展望台から見るものとは全く異なり、非常にダイナミックに眼前に広がっていく様子が衝撃的な印象を与えます。
・無事着陸してエプロンに帰ってきましたが、まだ安心できません。
他の航空機や障害物に接触しないよう細心の注意を払って駐機しなければなりません。
・3機無事にエプロンに駐機完了です。
降機した訓練生は、ホッと一安心しながらも、別世界を見てきた感動に満ち溢れていました。彼らは夜間飛行訓練を通じて、一皮剥け成長した姿を見せてくれましたので、今後の訓練にも期待が持てます。