三上教官| アルファーアビエィション

三上教官

2023年12月、総飛行時間13000時間無事故達成!!

「教官としての信条」
エアマンシップを大切に
安全に対する強い意識、操縦技量・判断力・知識・健康、更に責任感・使命感・謙虚かつ素直で、向上心を持ち、周りを思いやれること。心のあり方や心構えを大切にしています。
・操縦は人格の現れなり
・どんなに機械が発達しても、最後は人間 (自動車も一緒です)
・信ずるより確かめよ、慣れても初心なれ、狎れになるな
自分の弱さや間違いを認めて謝れる、そんな人であれ
安全を脅かすものは自然や機械の故障だけではありません。自らの慢心も大きな脅威です。自分を律し、警戒心を持って基本に忠実な仕事をすることは大切なエアマンシップの一つとして日頃心がけています。そしてこのことは訓練生にも伝えています。

「学生への思い入れ、教官としての喜び」
私の初飛行は16歳(高校2年)アメリカでした。操縦教官はアメリカ人で片言の日本語以外はすべて英語で教えてくれました。それでもすごく理解し易く素晴らしい教育法でした。プロのパイロットとして10年以上勤務し、その後操縦教官として20年以上、約600人以上のパイロットを育て、一緒に勤務してきた先輩や同僚から教わった教育のノウハウを自分なりにアレンジして確立してきました。訓練生は十人十色で性格や能力は人それぞれです。それに対してどういうアプローチをしていけば最良の結果を得ることが出来るか色々考えて教育してきました。訓練生さんから学ぶ事も多々ありました。時には訓練生さんが教官を成長させるのです。訓練生の飛行訓練は、慣れないこともあり、きついと感じる場面も多々あると思いますが、1回の訓練で何か一つでも得ることができるように着意し、出来たときは褒める、しかし危険を伴い命に係わる事項については厳しく指導する、メリハリある教育に着意しています。まずは「フライトは楽しい、面白い」と感じるように!教官としての喜びは日々成長する訓練生です。更に訓練生が単独飛行に出た時や実地試験に合格。そして巣立っていった訓練生がプロのパイロットとして再会した時、活躍している報告を受けたときは本当にうれしく感じます。でも一番の喜びは毎日安全にフライトしてくれることです。

「アルファーアビエィションで訓練できるメリット」
1.経験豊富な操縦教官が多数在籍
アルファーアビエィションには経験豊富なベテラン教官が揃っています。それぞれの教官と一緒に訓練を受けることにより、バランスよく成長でき、ノウハウを吸収することが出来ます。また、各教官の貴重な操縦経験も学科等で教えてもらえることにより追体験ができ、将来のフライトに生かすことが出来ます。

2.効率的な訓練の実施が可能
下妻ヘリポートは、スポットが3か所あり、ホバリング等の訓練も広い訓練場で安全に実施可能です。更に離着陸訓練や隣接する民間訓練試験空域を使用した訓練など、訓練時間を効率的に使用して訓練を実施する事が可能です。また、保有機も多数あり、常に訓練に使用できる航空機が準備され、訓練生の都合に合わせた訓練が可能です。

3.多種多様な航空機に、FTD(フライトシミュレーター)を完備
ロビンソン系列のヘリコプターをはじめ、タービン機のAS350、多発のAW109等すべての技能証明を取得するために必要な機材が揃っています。更に、国土交通省認可のレベル5の能力を持ったAS350及びAW109のフライトシミュレーターも完備しており、多種多様な訓練を実施できます。

「これからヘリコプター免許取得を目指す訓練生へのアドバイス」
1.思い立ったらまず行動です。
私は中学1年の時にパイロットになりたいと思い、訓練可能な16歳で飛行訓練を受けました。夢を叶えるためには、まずは「アクション」です。

2.失敗を引きずらない
誰でも失敗はします。プロのパイロットでも失敗はします。しかし、航空機は3次元を高速で移動しています。失敗を引きずると、雪だるま式に負のスパイラルに陥り、更に失敗を誘発します。その間に航空機はあっという間に移動しています。失敗しても、いかにそこから立ち直れるか、先行的に考え実行するかが大切です。訓練生は失敗の連続でそこから学びます。反省は必要です、対策も必要です。でも飛行中のクヨクヨはダメです。

3.先を読む、空気を読む、優先順位を
航空機は自動車以上に速度が速いです。常に先々を考え、状況を把握し、多様な行動方針を立て、最良の行動を決心するかで、安全かつ効率的なフライトに直結します。訓練中も訓練生の状況や飛行環境も毎回違います。常に先を読み、後手にならないようにフライトに臨んでください。航空機は空気を相手に飛行しています。風を読む事、気温を読む事、気温を読む事、気圧を読む事、そして一般的に言われる周囲の状況の空気を読む事が非常に重要です。(外の航空機は?雲は?・・・)すべての事を同時にできる人間はほとんど居ません、今何をすべきか優先順位をつけることも非常に重要です。

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