アイスランドの火山灰の影響で空港が閉鎖し、多くの航空便に影響があったニュースを覚えていらっしゃいますでしょうか。

  ＤＡ４２のフェリーパイロットがこのエイヤフィヤトラヨークトル (Eyjafjallajo”kull) の火山灰の近くを飛行したというニュースが入りましたのでご紹介します。

飛行機は、Austro EngineのＡＥ３００ (１７０ 馬力, ４ 気筒、ピストンエンジン) を搭載したＤＡ４２ＭＭＰ（多目的航空機）です。４月２９日にオーストリアから ＵＳＡに飛行する途中に、火山灰の雲を見る機会があったそうです。

パイロット曰く、「火山灰の雲があっという間にでき、つぶれてはまた雲ができていました。通常の気象状態では見れない現象です。」

とのこと。 また、パイロットは、アイスランドの管制官から火山灰の雲から写真をとってほしいと依頼をされたそうです。この写真をもとに管制官は、正確な脅威の予測ができたとのことでした。計器飛行は禁止されていたため、パイロットは有視界飛行で飛行しました。

火山灰の雲の近くにおいても、Austroエンジンは、頼もしく作動していました。飛行機には、何の不具合も生じなかったそうです。

ＤＡ４２ＭＭＰは、カメラを取り付け、空中撮影をすることが可能な多目的の飛行機です。今回は、この機能が存分に発揮され、火山灰の様子をリアルタイムに知ることができました。また、火山灰近くにおいても不具合なく運航できるというAustroエンジンの素晴らしさが証明されたニュースでした。

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