冬の気象| アルファーアビエィション

冬の気象

ダイヤモンド エースの独り言

皆さん今日は、福島空港を中心に、全国を飛び回っている私(自称:ダイヤモンド エース)の独り言を聞いてもらえたら幸いです。

私の公の資格は、回転翼事業用操縦士(単発)、固定翼事業用操縦士(単発、双発、計器、教証)です。飛行時間は、これまでいろいろな機種を訳あって搭乗してきましたので、それぞれ、どちらも約4500時間程度です。過去にはCVにも着艦したこともありますぞ。
これらのお話は後日として、飛行機・ヘリのお話を適宜織り交ぜて投稿を考えています。

さて、今回初めての投稿でもあり、手始めに冬の気象についての独り言です。
私の機体は、DA42(twin star)は、ディーゼルエンジンを搭載し、FADECコントロールにより管制され、18000ftまで上昇が可能です。DA42には、T-CAS、AUTO-PILOT、G1000と最新鋭の機器が装備され、飛行環境は万全ですが、しかしそれでも、冬の気象には十分な注意が必要です。

この時期一番の注意事項は着氷と乱気流です。寒気の流入により、日本海側を中心に大雪となります。当然凍結高度も低下しますから、湿った空域は要注意です。機体には、防氷・除氷装置がありますが、厳寒の空域では完全ではありません。それに日本海側には中層でCBが存在することもあります。ちなみにこれらのCBは700hPaのSSIが参考になります。

さらに冬場になるとジェット気流も卓越し、上空では100Kt以上の強風が吹いています。前回仕事でRJBEまで飛行しましたが、100Kt以上の風に押され、通常の倍の時間を要しました。それに気流も不安定で、高度保持にも苦労しました。(疲れました。)
これらは、高層天気図・悪天予想図等でも確認することもできます。

先日からの強風と須賀川以北の降雪も峠を越えたようです。空港北側の安達太良山は綺麗に雪景色となりました。美しさを有するものの、厳しさを持っていることを肝に銘じ、次の飛行に備えます。

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