アルファーアビエィションの航空豆知識「空港で働く車」| アルファーアビエィション

アルファーアビエィションの航空豆知識「空港で働く車」

アルファーアビエィションの飛行教官、整備士がお届けする毎回大好評の航空豆知識。
今回は「空港で働く車」です。空港を円滑に安全に運用するための車両をご紹介します。

写真左から
「トーイング・カー」…飛行機は基本的に前しか進めないので、バックをさせて誘導路まで移動させる車輌です。
「ハイリフト・ローダー」…コンテナの貨物を航空機の貨物室に積み降ろしをするための機械です。
「ベルト・トラック」…手荷物をベルトコンベアで積み降ろしします。
「タグカー・コンテナ」…コンテナに積み込んだ手荷物をコンテナごとに移動させる時に使用します。その後ハイリフト・ローダーで機内に積み込みます。 「消防車」…大型科学消防車です。化学薬品を、粉、泡、霧状にして消火します。
一般の火災のように水で消火するのではなく、科学薬品で空気を遮断して消火します。 「給油車(燃料補給車)」…航空機の燃料補給に活躍します。
大型機等の燃料はJETA-1(ケロシン:灯油系)を使用しています。
ちなみに、DA42もディーゼルエンジンですが、JETA-1を使用しており、1回に搭載できる燃料は760gal(約280リットル)です。 小型機は一般にAVGAS(ガソリン系)を使用しています。
福島空港ではこのAVGASの供給ができないため、アルファーアビエィションでは定期的に他から移送して訓練機に使用しているので問題ありません。 「除雪車(ロータリー除雪車)」…雪や氷を取り除きます。
航空機が離着陸をするまでに、空港内、滑走路、誘導路、エプロンを除雪する必要があり、雪が多い場合は朝早くから働いています。 いかがでしたか。今度空港に行ったら、どんな車が働いているかぜひ探してみてください。

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