#18 「DA40・DA42 ワンポイント・レッスン」(2009/10/22)
アルファーアビエィションが今回お届けする、ミニレポートは、「DA40・DA42 ワンポイント・レッスン」です。
「集合計器の特徴」
ダイヤモンド・シリーズの航空機の特徴は、最新鋭のグラスコックピットであるガーミン社のG1000です。今回は、このG1000について、教官から話を聞きました。
アナログ計器では、1つのパラメーター(高度、速度、方位、姿勢、エンジンなど)に対し、それぞれ計器がついていました。このため、飛行中は、目を常にTの字に動かし、常にそれらの計器を観察しなければいけませんでした。
一方、集合計器であるG1000は、一つの画面にこれらの計器が表示されるため、アナログ計器に比べ、目の動かし方がそれほど多く必要とされません。ただし、逆を言えば、これまでのアナログ計器の確認の仕方とは、異なる確認の仕方を身につける必要があります。これについては、当社のベテラン教官から、丁寧にわかりやすく教えますので、心配の必要はありません。ここで、集合計器の見方を身につけることによって、より大型のジェット機などの操縦に対しても、抵抗感が少なくなるというメリットがあります。
アナログ計器と集合計器の大きな違いの一つに、姿勢計のポインターがあります。従来の姿勢計のポインターは、飛行機のミニチュアでした。そのため、指している位置に幅があります。一方、デジタル表示では、ポインターは、▲です。頂点をピッチに合わせればよいので、より正確に、姿勢を設定することができるのです。
まずは、デジタル表示の計器の表示になれることが重要です。その後、ソフト・キーなどを使用して、多機能なG1000の機能を上手に使いこなすことが、その後の課題となります。
(おわり)
本レポートは、作成時点での意見・予測であり、予告なしに変更になることがあります。また、本レポートは、情報提供のみを目的としており、サービス等の販売を目的としたものでは、ありません。